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男の着物 藤木屋ブログ - 男きもの、ときどき茶道 -

男着物、浴衣、茶道や着物生活etc.について書き綴っていきます。ホームページも近日公開予定!

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着物の反物に書を描く / 書芸家Sogen


着物の反物に、子供と大人が一緒になって、直接筆を使って書くという光景を皆さん、ご覧になったことありますか?7月の新潟訪問では、キモノ産地視察のほかに、書芸家Sogen/平野壮弦さんのイベントのお手伝いをさせて頂きました。書芸家Sogen/平野壮弦さんは、私ども藤木屋の「藤木屋」という漢字のロゴも書いて頂いている書芸家です。今回、7月の夏休みということで、Sogenさんの出身地でもある新潟県十日町で、コントラバス奏者の斎藤徹さんが演奏しながら、地元の子供たちと保護者がSogenさんと一緒になって、木につるした着物の反物に書を書いてみようイベントが行われました。反物に書くというのは、やはりキモノの産地・新潟県十日町ならでは。画像をご覧のように、実際に反物をキモノのように着付けてみると、これが凄いサマになっていて、ビックリです。

子ども達とSogenさんが一緒に書いていたり、斎藤徹さんの演奏している姿など、イベントの他の写真が、Sogen公式facebookにアップされているので、是非ご覧ください^^


おとこ着物 藤木屋

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キモノ男子。着物を着て、産地へ行く


キモノの産地へ訪れる機会をなんとか手に入れて、織元や染物屋にお邪魔するのですが、やはりその道の匠。遊びでは無いので、自分のキモノ姿をその方々に見せるのには自信が持てなくて、実は洋服の装いでお伺いしていました。しかし、某産地のある方に「キミは織ったり、染めたり、そういう作業をしている人間では無い。お客様に対してキモノを扱うのであれば、もっとキモノを着るべきなのでは」と言われました。覚悟が足りないということです。確かに、アパレルメーカーでスーツを扱っていた時代、旅行で海外に行く時でも、必ずスーツ一式は持って行き、小売店を訪れる時は、そのスーツを着ていました。例えば、スーツの聖地・イギリスのセビルローでは、当時の一張羅を着て歩きました。洋服屋としての自負があったのかもしれないですね。

今回7月末に新潟に行き、産地やキモノ業界の方々とお話しをしてきました。当然、着物を着てです。初めてお会いする職人の方もいるので、訪れる前は非常に緊張したのですが、やはり男ということもあって、産地の皆様に物凄く喜ばれました。これには正直ホッとしました。産地によっては、染物屋など必ずしもキモノではない方が良い場所もありますが、これからもこの姿勢は忘れないよう行動していこうと思います。(藤木屋K)

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「手で織っています。」 塩沢のとある織元で

皆さん、今着ているTシャツであれ、ワイシャツであれ、まずそれらの洋服で使っている生地は、機械化された、ほとんど人の手が介在しない織機や編機によって生産された生地です。私藤木屋Kは、アパレルメーカーに在職し、そういった洋服の仕事をしてきたので、そこで使われている機械化された最新の織機を見てきました。織機の歴史をごく簡単に遡ると、手で機を織る手機があり、手機では手でおくっていたヨコ糸の入ったシャトル/杼(ひ)を機械でよって飛ばしたシャトル式織機が登場し、そして、今ではそのシャトルすら無くなってヨコ糸を空気で飛ばすエアージェット式織機があります。アパレル製品のほとんどはシャトル式織機、エアージェット式織機という機械化された織機によって高速で安定的に生地が生産されています。


しかし、今回7月に訪れた"塩沢"。こちらは塩沢紬や本塩沢などを織っている有名な着物の産地ですが、訪れてビックリしました。織機が機械で動いているのではなく、手で織っているのです。つまり手機なのです。塩沢の織物が全て手機というのではなく、こちらの織元は昔ながらの製造方法を踏襲しているのです。私これにはビックリしました。機械化された織機と手機とでは、あきらかに生産量が違います。ですが、手機でしかだせない風合いもあります。これが三大紬の産地の一つである塩沢の中で、こちらの織元が特別なポジションを築き上げ、今に至る由縁なのかもしれません。


今回訪れた織元は、偶然なところからお知り合いになり、訪問につながり、実際の織っている現場や、染めている釜も拝見させていただきました。他の産地では、分業体制でなりたっている産地もありますが、こちらは糸から染め、織りに至るまで、一貫して生地を作っています。個人的には「生産」という言葉を使うより、職人の「作る」という言葉の方がしっくりくる感じがします。私もまだ着物の生地に関しては、商品知識が不足しているところがあります。これからもっと勉強して、この塩沢に限らず、着物の魅力をお伝えし、日本の着物を活性化できればと思っています。(藤木屋K)

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京都・きもの産地視察/黒を染める

日本人にとって黒というのは特別な色。この黒に懸けている方々がいます。7月、京都のとある黒染一筋の染物屋にお伺いいたしました。なんでもインスタントにできるようになり、家にパソコン用プリンターが一台あるのは当たり前となっている昨今、生地を「黒」に染めるというのは、簡単だと思う方が数多くいらっしゃるかもしれませんが、黒というのは、日本人の感覚もそうですが、技術的にも特別な色です。

黒というのは、ご存知のように一番濃い色であり、他の色をよせつけない色でもあります。従って、一度、生地を黒で染めるために使った釜を、また違う色で使おうとすると、その釜をかなり綺麗にしないと色が染ってしまい、黒は染物屋が嫌がる色だそうです。なので、今回お伺いしたような「黒染一筋」という染物屋が存在するのです。

「黒」という色は各染物屋が「自分の黒がより黒い」と競っているようなのですが、こちら染物屋曰く「染料に研究が重ねられ、数十年前の黒より、今の黒はより黒くなっています」とのことです。着物でいうと黒という色は、紋付袴に代表されますが、この紋の部分は染めないで、紋以外の部分を染めるため様々な工夫がされていました。紋の入った黒の着物というのは礼装用の物なので馴染みの無い方もいらっしゃるかもしれませんが、洋服の黒も工程に関する事情は同じなので、皆様、デニムやジャケットなど黒の物をお召しになる時は、黒染めがいかに大変かちょっと思い出して頂けると嬉しいです。(藤木屋K)





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江戸小紋の現代の名工に出会う。 - 鮫小紋 -

東京スカイツリーのふもとの商業施設・ソラマチには、「まち処 技人処」という地元墨田区の伝統工芸を紹介しているコーナーがあり、そちらで江戸小紋の現代の名工の方にお会いしてきました。

職人の作りだすものというのは、非常に精緻で細かいものが多いですが、こちらの江戸小紋というのは、写真でご覧いただければ分かるよう、カメラでは撮りにくく、とても細かい模様です。画像の生地は墨田区の「すみだモダン」に認定されている鮫小紋という柄です。

着物の産地、今回は"染"でいえば、実は東京も有名な場所がいくつかあります。今回お会いした職人の方のお話しによると、よっぽど地方の方が設備投資をして、機械化ができているらしく、むしろ東京の方が手で染めていることの方が多いようです。東京の方が作業だということが、とても意外でビックリしました。(文/藤木屋K)

プロフィール

藤木屋ブログとは:
着物男子:木寺の「和」に関するブログ。着物、茶道などについて書き綴っています。ときどき着物初心者:藤本も登場。藤本(F)と木寺(K)で「藤木屋」でございます。ホームページも近日公開予定。
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